2009/09/05

[Nokia N810] 青空文庫を読む (xjp-textをmake編)



昨今のガジェット界隈では電子ペーパー(ピンクの仮面夫婦じゃないほう)なブックリーダーが流行っているようですね。
青空文庫http://www.aozora.gr.jp/)も随分と充実して来ている中
(市場が無いのは悲しいところではあるが)、
大き目画面が日光下でも読みやすく、バッテリーも良く持つN810なればこそ、そんな用途にも便利なはず。

なのですが、肝心のビューワが微妙です。


最後らへん風博士ってちょっとDIOっぽい

なるほど、FBReader+VLGothic (上図)は大変見目よろしく、いろいろ機能も付いているのですが、
いかんせん外国製ビューワ。
  • 縦書き表示
  • 青空文庫フォーマットへの対応
が欠けています。
その上html形式のファイルで、特定の漢字が表示されるとフリーズするというバグもあります。
まあここは漢字に弱くてつっかえちゃうんだと考えて(病気なので略)

そんなわけでlinux向けかつX対応な国産ビューワが無いかGoogle先生に尋ねてみると、
Xft2対応、しかも青空文庫ブラウズ機能搭載!のxjp-text(http://xjp-text.sourceforge.jp/)てなソフトを教えてくれました。
すぐさま喜び勇んでmakeしてみたのですが。

動きません。何も言わずに逝ってしまわれる。

悩むこと小一時間、なにげなく立ち上げたeasy-debianで動いたのが糸口になり、xjp-textの動作には日本語のXコアフォントが必要な事が判明。
ここで現れた
  1. Maemo環境にXコアフォントを入れる
  2. xjp-textをXft2オンリーに書き換える
てな選択肢で何故か2番目を選んでしまったばっかりに、作業が3日がかりになりつつも、ようやく動作したのでした。
いいんだ!作業過程でXft2なのにフォント指定にXLFD形式を使うとかいう深遠な謎仕様を回避できたからいいんだ!ボールドとか指定できて便利です。ラテンハナモゲラ語で言えば、honeorizon


起動画面でランダムに詩が一篇表示されるのが粋です。枠?


青空文庫をブラウズできます。(configureでオプション指定が必要)


よむとあたまがおかしくなる本(しかし長すぎて理解できないので安全)

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