2009/09/26

[Nokia N810] Dillo2でフルスクリーン&右クリック&コピペ&タップスクロール



ついに日本語が打てるようになったDillo2*1
これが多分Maemo最速、どころか世界最速*2のブラウザなんですが、N810では
  • フルスクリーン化
  • 右クリック
  • URLバー以外でのコピーアンドペースト
が出来なかったり、スクロールバーも小さすぎてちょっと不便だったりします。
そこで、Dillo2をサポートする超適当Cプログラムを書いてみました。

*1: ただし検索ウィンドウでは無理っぽいです>検索して来た方
*2: 少なくとも、javascript無しだけど画像とテープルが表示できるブラウザ部門およびjavascript無しだけど画像とテープルとCSSとが表示できるブラウザ部門において
*3: ゴールドプランでは21時から24時台の音声通話が月内に200分を超過した場合、超過分30秒ごとに20円かかります。



ファイル : dillohelper-ja.tar.gz


使い方 :
  1. xmodmapが入ってなかったらインストール
  2. 上記アーカイブをダウンロードして展開
    "tar xvzf dillohelper-ja.tar.gz"
  3. 中身のdillohelper-plusとdillo.jaを/usr/local/binに移動
    "mv dillohelper-ja/dillohelper-plus dillohelper-ja/dillo.maemo /usr/local/bin/"
  4. dillo.maemoからdilloを起動
    "dillo.maemo google.co.jp"

機能 :
  • フルスクリーンキー(F6)をクリック(500ms以下)すると前面のDilloウィンドウを最大化
  • フルスクリーンキー(F6)を長押し(500ms以上)している間、タップを右クリック化
  • プラスキー(F8)でタップの左クリック/中クリックをトグル
  • 中クリックで
    • リンクを新しいタブで開く
    • 左クリック中に選択した文字列のコピー(primary)&ペースト
    • タップスクロール

その他 :
  • ソースコード同梱ですが、多分読むに耐えません。
  • dillohelperは空ファイル/tmp/dillohp.pidを作成して、多重起動を防ぎます。なんて汚いやり口だっ!
  • Dillo2をリポジトリからmakeしてみたら、さらに早くなってました。

スクリーンショット :


Z君を捕獲中



デイリーポータルZ 林さんリスペクト(サインとか欲しい)




2009/09/25

[Nokia N810] 青空文庫を読む3 (xjp-textのアップデート編:壱)


ファイル :
xjp-text_2.8.0-maemo2_armel.deb

改善点 :
  • タスクスイッチャにアイコンが出るようになりました

その他 :
  • アイコンがさらに駄作なりました(最近IMEがつらくあたってきます)
  • アプリ名はXJP2にしたほうがいいのかな
  • 設定方法などは過去のエントリ後半をご覧ください

スクショ :


ナウでヤングなアイコンが出ます


紙は死んだ。(2451年くらいには)

2009/09/14

[Nokia N810] 俺のN810が火を噴くぜ!


----警告----
Nokiaと私は
この記事を読んだ結果引き起こされた事件、事故、損害等に関して一切の法的責任を負いません。
もし肺活量に自信のあるあなたが(空気摩擦で)N810の発火を引き起こしても、それは貴方の責任です。
用法用量を守って正しくお使いください。

某アニキ「お前のN810で火を噴け」(語呂がわるい)

と、言うわけで東西東西、N810で火遁の術でござるの巻。
などと書くとすわN810でも発火問題か。という方向に行きそうですがそうではありません。

arecord + Synaesthesia(AudioVisualizer) + esddsp = iPhone風なジョークアプリ
という話。

ファイル :  blowthefire-v2.tar.gz

用法用量 :
  1. blowthefire-v2.tar.gzをダウンロード
  2. N810のext2/ext3/jffs2なパーティションで解凍 
     "#tar xvzf /home/user/MyDocs/blowthefire-v2.tar.gz"
  3. 出てきたblowthefireフォルダに移動
     "#cd /home/usr/MyDocs/blowthefire"
  4. "./blowthefire.sh" もしくは "./blowthefire-lite.sh"
  5. N810に思いっきり息を吹きかける(マイクのあたりを吹くと効果的です)
  6. N810が大炎上、記事を削除するも収まらず、結局ブログごと閉鎖。
  7. 疲れて来たらqキーを押して終了


その他 :
Synaesthesiaはもちろん本来の用途にも使えます。
とりあえず
"mplayer -ao esd /home/user/MyDocs/.sounds/*.mp3"
"./synaesthesia esd"
で動作確認済み。
もっと多機能で遅延が少ないのをお求めの方にはeXtaceをeasydebianで使うのがお勧めです。



スクリーンショット :





おまけ:eXtaceのスクリーンショット :




2009/09/13

[Nokia N810] Dillo2で日本語入力(手順のメモ)

ファイル :
手順 :
1.
何はともあれDillo2をインストール。
ITT(今はTMOか)はコチラ(http://talk.maemo.org/showthread.php?t=30558)のスレッドで公開されているモノか、上記にある拙作のパッケージを使う。ITTのがお勧め。
2.
上にあるja_JP.UTF8.tar.gzをダウンロードして解凍、
出てきたja_JP.UTF-8フォルダを/usr/lib/locale/に移動。
"locale -a"のリスト中にja_JP.UTF-8が有るか確認。
#tar xvzf ja_JP.UTF8.tar.gz
#sudo mv ja_JP.UTF-8 /usr/lib/locale/
#locale -a
=道の上から=
C
da_DK
=中略=
it_IT
ja_JP.UTF-8
nl_NL
=後略=
3.
一般ユーザで"scim -d"とやっておいて(重要)

#LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=SCIM dillo google.co.jp
でdilloを起動。
上手く行けばdilloで日本語入力できるはず。


dilloに関しては
#! /bin/sh
LC_CTYPE=ja_JP.UTF-8 XMODIFIERS=@im=SCIM dillo "$@"
てなシェルスクリプトをおいておけば良いけど、"scim -d"まで自動化するにはもうちょっと研究が必要そうです。


2009/09/10

[Nokia N810] 青空文庫を読む2 (xjp-textのpackaging編)



紹介は以前のエントリに。


ファイル: xjp-text_2.8.0-maemo1_armel.deb  アップデートしました。

インストール: 例によって野良パッケージなので"dpkg -i *.deb"でインストール。

注意点:
念為ながら、保証はいっさいありません。
また書き換えたとは言いようの、xcorefont依存な所をコメントアウトしただけの適当改造なので、
設定は~/.xtext/xtext.confを書き換える事でしか出来ません。(オリジナルはGUIで設定できます)
~/.xtextフォルダは初回起動時に作成されますが、設定ファイル(xtext.confとxtext.offset)は/usr/share/xjp-text/以下にインストールされたモノをコピー、編集する必要があります。
#cp /usr/share/xjp-text/* ~/.xtext/

xtext.confに関して:
  • デフォルトディレクトリ設定
fキー(デフォルト)で開くファイル選択画面で表示されるディレクトリの設定です。青空文庫のダウンロード先にも使われるので、専用のディレクトリを作成されることをお薦めします。
例:BOOK_DIR: /home/user/MyDocs

  • フォント設定
オリジナルのxjp-textはxlfd形式でフォント指定しますが、このパッケージではfc-listコマンドで表示されるフォント名を使ってフォント指定をします。日本語もつかえるはずですが、英語で指定するのをお薦めします。
フォーマットは<フォント名>:(コロン)<サイズ>です。
例:
MAIN_FONT_J: VL Gothic:16.0
MAIN_FONT_S: VL Gothic:15.0
MAIN_FONT_E: VL Gothic:15.0
RUBI_FONT: VL Gothic:10.0


既知の不具合:
  • タスクバーにアイコンが出ない
  • GUIから設定しようとすると落ちる
  • フォント設定がしょぼい(xlfdの利点がコレか)
  • 終了がキーボードからしか出来ない(qキーからのメニューで選択)
  • キーボードなしのN800では(多分)使えない
その他:
  • 同梱のしょぼいアイコンは勝手製作です
  • スゴイ汚したソースコードはもうちょっと待って

[Nokia N810] dillo2で日本語入力(やっとできた)


ようやっとdillo2で日本語入力できました。

scimはわるくありません。わるいのはja_JPのないN810、および家の冷蔵庫で賞味期限切れ後3週間の完全にK点ぶっちぎりな納豆2パック。
詳細は後日。

2009/09/08

[Nokia N810] dillo2で日本語入力(もうちょっとで出来そう?)

XOpenIM()が失敗する件に付いてfltk2を疑ってみたり、LC_CTYPEを疑って見たり、はたまたバールのようなものの実在を疑って見たりした結果、バールのようなものはどうやらマクガフィンらしい事が判った。(ところでマクガフィンってなんだ?)
まあバールの事は放っておいて(ほんとに投げるとあぶないよ)、
謎のままのXOpenIM()については、こちらのサイト様にあったテストプログラムをmaemo、debian(chroot)およびdebian(Xephyr)
の各環境にて走らせてみたことで、XMODIFIERSを空にしておくとXOpenIMが成功することまでは判明しました。
ってそれってつまり、、、scimが悪いってことなのか?

2009/09/05

[Nokia N810] 青空文庫を読む (xjp-textをmake編)



昨今のガジェット界隈では電子ペーパー(ピンクの仮面夫婦じゃないほう)なブックリーダーが流行っているようですね。
青空文庫http://www.aozora.gr.jp/)も随分と充実して来ている中
(市場が無いのは悲しいところではあるが)、
大き目画面が日光下でも読みやすく、バッテリーも良く持つN810なればこそ、そんな用途にも便利なはず。

なのですが、肝心のビューワが微妙です。


最後らへん風博士ってちょっとDIOっぽい

なるほど、FBReader+VLGothic (上図)は大変見目よろしく、いろいろ機能も付いているのですが、
いかんせん外国製ビューワ。
  • 縦書き表示
  • 青空文庫フォーマットへの対応
が欠けています。
その上html形式のファイルで、特定の漢字が表示されるとフリーズするというバグもあります。
まあここは漢字に弱くてつっかえちゃうんだと考えて(病気なので略)

そんなわけでlinux向けかつX対応な国産ビューワが無いかGoogle先生に尋ねてみると、
Xft2対応、しかも青空文庫ブラウズ機能搭載!のxjp-text(http://xjp-text.sourceforge.jp/)てなソフトを教えてくれました。
すぐさま喜び勇んでmakeしてみたのですが。

動きません。何も言わずに逝ってしまわれる。

悩むこと小一時間、なにげなく立ち上げたeasy-debianで動いたのが糸口になり、xjp-textの動作には日本語のXコアフォントが必要な事が判明。
ここで現れた
  1. Maemo環境にXコアフォントを入れる
  2. xjp-textをXft2オンリーに書き換える
てな選択肢で何故か2番目を選んでしまったばっかりに、作業が3日がかりになりつつも、ようやく動作したのでした。
いいんだ!作業過程でXft2なのにフォント指定にXLFD形式を使うとかいう深遠な謎仕様を回避できたからいいんだ!ボールドとか指定できて便利です。ラテンハナモゲラ語で言えば、honeorizon


起動画面でランダムに詩が一篇表示されるのが粋です。枠?


青空文庫をブラウズできます。(configureでオプション指定が必要)


よむとあたまがおかしくなる本(しかし長すぎて理解できないので安全)